2016年11月4日金曜日

やろうぜ、交通誘導!(その2)

 前回は警備員(交通誘導)のメリットを挙げてみましたが、今回はデメリットの方を挙げてみましょう。

 まずはキツいですよね。夏の炎天下でも、冬の木枯らしの中でも、外での立ち仕事です。ここ数年、夏の暑さ、冬の寒さは極端で、夏だと命の危険すらあります。雨が降ろうが、大雪だろうが、お客さんがやると言えば現場に出なければなりません。

 逆に雨に弱いお客さんだと、梅雨の時期など全然現場が動かず、働く気はあっても稼げないようなこともままあります(現場に出ないと給料は出ません)。

 あと、お盆や正月などは職人さんたちも帰省をするので、1~2週間現場がなくなります。警備員は現場に出てなんぼなので、当然給料に響きます。

 さらに、パリっと制服を着こなしどんなに上手に誘導ができても、警備員には何の権限もなく、そこらを歩いている一般人と何ら変わりはありません。心無い人に合図を無視され、事故や危険なことが起こると「なにやってんだよ!」とか余裕で文句言われます。そんな理不尽にあっても「申し訳ございません」と頭を垂れる、聖人君子のような人でないと務まりません。(ここで「てめぇのせいだろクソが!!」なんて言うととってもめんどくさいことが起こります。)

 そして、警備員がどれだけがんばっても、工事は建設会社や工務店がやっているので、現場が早く終わるわけでもなく、看板や保安資機材は基本お客さんが用意するものなので、看板や案内が足りずに通行止めなどやっていると「もっと前のところに看板置いとけや!」とかよく言われます。ドライバーなんかから吐き捨てるように文句言われるのは本当に切ないです(笑)。

 かてて加えて交通の現場は日によって人数が変わったりするので、現場の隊長にでもならない限り毎日日替わりで各所の現場を行き来します。毎日番地などを聞いて地図を調べて電車の時間調べて、現場に到着できる能力がないと務まりません。

 …なんだか書くのが辛くなってきましたよw 

 まぁ工事現場で「文句言われる担当」みたいな立ち位置で、自分の意思が現場に関与する余地は極めて少なく、もらえる給料も一日一万いかないくらい。さらにお客さんの都合によって仕事があったりなかったり。逆にこんな仕事よくやってるなってレベルですね(笑)。

 こんな無茶な仕事、一万前後で依頼してくるんだから客も面の皮厚いよなー。そりゃやる人いないわけだわ(笑)。

 でもたまに「自分プライド持って誘導やってますから!」って人もいるんだよなー。どんだけドMなんだよ…。

 こんな仕事ですが、弊社では交通誘導員を募集しております!!!!

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