「ダンプ下がるから後ろ見て!」職人さんによく言われますよね。
反射的に「はい!」なんて返事をしてしまいますが、運転手さんはどうするつもりかわかっていますか?
・移動する目的
・どこまで行くのか
これがわかっていないと、正確に誘導することはできません。
実際 冒頭の言葉を投げかけられ、言われるままにバックを見ていたのに、どこまで下がるかがわからずに「あれ? ぶつかっちゃうよ??」と思いながら停止させることができずにぶつけてしまったという事例もあります。
「ストップ!」という言葉は、否定的な意味を包含しているため、心理的に声に出しづらい部分はあります(相手にダメ! と言っている気になる)。
運転手からすれば当然「ガードマンがいるんだから大丈夫」と思っています。それなのにぶつけてしまったら? どうなるか、わかりますよね?
ぶつかる前には確実に「ストップ!」と言うためにあなたがいるんです。その責任を忘れないでください。
あ、やべぇな。と思ったら、ここぞとばかりに「ストーーーップ!!」とでかい声出しましょう。気分いいですよ(笑)。
話がそれましたが、正確な誘導は、相手の目的と、どこまで行くのかがわかってなければできません。
ですので、急に「ちょっとバックするから後ろ見てね!」と言われても、「どこまで下がります?」とか「左うしろにプレートあるの見えます?」とか確認することが大切です。
「打ち合わせ」といえば少しおおげさですが、それくらいの細かい意思疎通を場面場面ですることによって、より正確な誘導が行えるのです。また、そうやって細かく話し合いをすることによって、「あ、こいつわかってるな」と思わせることができます。そうやって信頼を積み重ねれば、いろいろと動きやすくもなると思います。
何度でもいいますが、誘導の本質はコミュニケーションです。必要な打ち合わせをしっかり行って、より確実に誘導してあげてください。
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